赤色骨髄と黄色骨髄 — 骨の内部にある組織
赤色骨髄と黄色骨髄の違いを、造血と脂肪の観点から解説します。
骨髄は骨の硬い部分ではない
骨髄は骨の内部の空間にある組織で、骨基質そのものとは区別します。赤色骨髄は造血に関わり、黄色骨髄は脂肪を多く含みます。「骨の働き」に造血が含まれるのは、この内部の組織が働くためです。
色名を機能と結び付ける
赤と黄を単に色の違いとして暗記するより、「血球を作る」「脂肪を多く含む」という説明を添えましょう。骨髄の分布は年齢によって変わるため、子どもの模式図と成人の模式図を無条件に同じものとして読まないことも大切です。
骨と骨髄を描き分ける
断面図を描くときには、骨の壁と骨梁を一色、骨髄のある空間を別の色にします。海綿骨の骨梁と、その間を占める骨髄を同じ構造として扱わないようにしてください。
骨の名称を学ぶ日にも、断面を一度見る習慣を付けると、肉眼解剖と組織の知識をつなげられます。
復習ポイント
「骨髄は硬い骨の別名か」「赤色骨髄の主な働きは何か」の2問に答えてみましょう。答えはそれぞれ「違う」「造血」です。骨・骨梁・骨髄を別々に指せることを目標にしてください。