仙骨の後面を線で読む — 3つの仙骨稜
3つの仙骨稜を椎骨の突起の名残として対応させます。
後面を3本の稜に分ける
仙骨の後面を観察するときは、中央から外側へ向かって3本の仙骨稜に分けて読みます。真ん中に正中仙骨稜、その外側に中間仙骨稜、最も外側に外側仙骨稜が走ります。
稜は椎骨の突起の名残
3本の稜は、癒合前の椎骨の突起に対応します。「1個の椎骨の突起が、横に3列になって並んで残ったもの」という感じで覚えると、位置関係を語で説明できるようになります。
| 稜 | 由来 | 位置 |
|---|---|---|
| 正中仙骨稜 | 棘突起の名残 | 最も中央 |
| 中間仙骨稜 | 関節突起の名残 | 中央と外側のあいだ |
| 外側仙骨稜 | 横突起の名残 | 最も外側 |
稜の間を開く後仙骨孔
後仙骨孔は、中間仙骨稜と外側仙骨稜のあいだに4対並びます。稜を「突起の由来」で読みながら、孔がどの稜の間に開くかを合わせて確認すると、後面の地図として完成します。
下端は仙骨裂孔で終わる
後面を下向きに読むと、正中仙骨稜は途中で途切れます。途切れた場所に仙骨裂孔が開いているので、稜の並びの終わり方も観察しておきましょう。
復習ポイント
後面図に3本の稜を描き、由来の名前を書き添えてみてください。後仙骨孔が中間と外側の稜のあいだに並ぶこと、正中仙骨稜の下端が仙骨裂孔で途切れることが言えれば、仙骨後面を線で読む技術はできています。