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骨学の基礎知識

踵骨のランドマーク — 踵骨隆起・載距突起

足根骨最大の踵骨を、後方・内側・外側の目印から観察します。

足根骨最大の骨が踵骨

踵骨は足根骨の中で最大の骨で、いちばん後方にあります。距骨が上で荷重を受けるのに対し、踵骨は地面に着地する側の骨です。

足根骨最大の踵骨

後方の踵骨隆起

後面には大きな隆起、踵骨隆起があります。ここは地面の方向へ向かい、下腿から足までの後側を結ぶ太い腱、踵骨腱(アキレス腱)が付着する部分です。踵を構えるとき、まず踵骨隆起を後方に置くと全体の向きが定まります。

地面に着く踵骨隆起

載距突起は距骨を支える棚

内側面の上方には、棚のように張り出した載距突起があります。名前の意味どおり、上の距骨を支える受け台として働く突起です。上面には距骨と関節を作る面が並び、踵骨が距骨を下から受ける位置関係を確認しましょう。

距骨を支える載距突起
部位 意味
踵骨隆起 後方の大きな隆起。踵骨腱の付着部
載距突起 内側上方の棚状突起。距骨を支える
腓骨筋滑車 外側面の小さな隆起
上面の関節面 距骨と向き合う面

外側面の腓骨筋滑車

外側面には腓骨筋滑車という小さな隆起があります。内側の載距突起と外側の腓骨筋滑車という位置関係を押さえておくと、踵骨の左右を見分けるときの目印になります。

外側の腓骨筋滑車

観察の手順としては、後面の踵骨隆起から入り、内側上方の載距突起、外側面の腓骨筋滑車と順に確かめるとよいでしょう。一回の流れで上下・内外がそろいます。

復習ポイント

踵骨の側面図と下面図を描き、踵骨隆起、載距突起、腓骨筋滑車の位置を書き込んでください。載距突起が内側で、腓骨筋滑車が外側という対応が言えれば、踵骨の観察は整理できています。

参考資料

OpenStax『Anatomy and Physiology 2e』8-4-bones-of-the-lower-limb