肋軟骨 — 胸郭の前面を閉じるつなぎ
肋軟骨の着き方の違いから、真肋・仮肋・浮肋を再確認します。
胸郭の前面を閉じるつなぎ
肋軟骨は肋骨の前端から続く軟骨で、肋骨と胸骨のあいだをつなぎます。骨だけの図では途切れて見える胸郭の前面が、肋軟骨で閉じられると意識すると線として観察できます。
直接着く第1〜第7肋
真肋(第1〜第7肋)の肋軟骨は、それぞれ胸骨に直接着きます。このうち第7肋軟骨が胸骨に着るものとしては最も下で、第7肋より下位の肋軟骨は胸骨への「直接の着点」を持ちません。
着かない第8肋以下
第8〜第10肋軟骨は胸骨に着かず、順にひとつ上の肋軟骨へ着きます。連なりが作る弓状の縁が肋弓で、前面の下側で目立つ縁として、下位の肋を探る手がかりになります。さらに第11・第12肋は浮肋で、前端が遊離して胸骨に着きません。
| 肋の区分 | 肋の番号 | 胸骨との繋がり |
|---|---|---|
| 真肋 | 第1〜第7 | 肋軟骨が胸骨に直接着く |
| 仮肋 | 第8〜第10 | 肋軟骨が上の肋軟骨に着く |
| 浮肋 | 第11・第12 | 前端が遊離して着かない |
前面から数える
前面からの数え方は、胸骨角に着く第2肋軟骨を起点にします。ここから真肋を順に数え、第7肋軟骨の下では肋弓の縁を目当てに下位の肋を追うと、着る肋と着かない肋の境がつかめます。
復習ポイント
前面像で、胸骨に直接着く肋軟骨を全部数えられるか試してみてください。着る肋の下限と、肋弓・浮肋の位置が答えられれば、前面のつなぎを線として説明できています。