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骨学の基礎知識

坐骨のランドマーク — 坐骨結節と切痕

お尻まわりの支持点と欠けを、坐骨の目印として整理します。

座位を支える坐骨結節

椅子や床に腰かけて体重を預けるとき、確実に支点になるのが坐骨結節です。坐骨は寛骨の後下部を受け持ち、その下面にこの大きな粗い突起があります。

座位の支持点・坐骨結節

二つの切痕と坐骨棘

坐骨の後上部には大きな欠けがあり、大坐骨切痕と呼ばれます。その下に尖った突起の坐骨棘、さらにその下に小さな欠けの小坐骨切痕が続きます。大切痕、坐骨棘、小切痕という順序で、後面から下へたどるのが覚える近道です。

大きな欠け・大坐骨切痕
小さな欠け・小坐骨切痕
ランドマーク 意味
坐骨結節 下面の大きな突起。座位の支持点
大坐骨切痕 後上部の大きな欠け
坐骨棘 両切痕の間の尖った突起
小坐骨切痕 坐骨棘の下方にある小さな欠け

触れて場所を覚える習慣

自分の身体でも確認できます。座位で体重を預けている部分を手でさぐると、皮膚のすぐ下に坐骨結節があります。図だけでなく手で位置を確かめると、下方向と支持点の関係が身につきます。

ここでは骨の形だけを見る

切痕や突起のまわりの空間や隣接する組織の話は骨学の範囲を超えるため、この記事では触れません。まずは「切痕は欠け、棘は尖り、結節は太い隆起」という形そのものを区別できれば十分です。

復習ポイント

坐骨の側面図を描き、上から「大坐骨切痕、坐骨棘、小坐骨切痕、坐骨結節」の順に位置を書き込んでください。切痕2つが同型に見えても、大きさと上下の位置で区別できることが確認できれば、坐骨の後面は整理できています。

参考資料

OpenStax『Anatomy and Physiology 2e』8-4-bones-of-the-lower-limb