肋骨の構造 — 頭・頚・結節・溝
肋骨後端の受け皿と、下面に走る溝の意味を学びます。
後方から前下方へ走る
肋骨は脊柱側の後端から前下方へ斜めに走ります。まず「後端=椎骨側、前端=胸骨側」と走行の向きを決めてから部分名を位置づけると、観察が組み立てやすくなります。
後端にそろう3つの部分
後端には椎骨と結びつく部分が集まります。肋骨頭は椎骨の肋骨窩と接する関節面、肋骨頚は頭と結節のあいだの細い部分、肋骨結節は胸椎の横突肋骨窩に着く部分です。
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| 肋骨頭 | 椎骨の肋骨窩と接する関節面 |
| 肋骨頚 | 頭と結節のあいだの細い部分 |
| 肋骨結節 | 横突肋骨窩に着く部分 |
| 肋骨溝 | 下面を走る溝 |
下面内側の肋骨溝
本体の下面内側には肋骨溝が走り、肋間神経と血管がここを通ります。溝は下面から見たときに読み取れるので、肋骨をひっくり返す観察を習慣にすると見つけやすくなります。
胸骨角から数える
本数を数えるときは、前面で胸骨角を起点にします。胸骨角の高さに第2肋軟骨が着くので、ここから外側へたどって第2肋骨以下を順に数えます。後方から数える場合は、第1胸椎に着く肋骨を第1肋骨として上から数えることになります。肋骨の前端は肋軟骨へ移行しますが、ここでは「前端で軟骨に変わる」という部分だけ押さえます。
復習ポイント
肋骨1本を手に取り、後端の肋骨頭・肋骨頚・肋骨結節を順に示し、下面を返して肋骨溝の位置を指してみてください。そのあと胸骨角から数えて何肋目かを答えられれば、部分の観察と本数の数え方の両方ができています。